９７／１１／２のＮｉｆｔｙ・ＦＴＲＡＩＮＭモデルプラザに「会社の庭にＬＧＢの線路を敷きました」という下記のようなコメントを載せたのですが、反応ゼロでした。
社内鉄道模型クラブ誕生！と行きたいのですがそうではなく、私が勤め
る会社（トプコン、昔は１眼レフを作っていたこともあります。現在は
測量機器、医療機器などのメーカー）が今年創立６５周年になり、１１
月１１、１２日の記念行事のアトラクションとして私の発案・制作で正
門横の庭にレーマンの線路を敷き列車を走らせることになったのです。
列車に載せるのはカーナビ等で有名な人工衛星を利用する最新のＧＰＳ
測量機器で、列車の位置を２〜３ｃｍの精度で測定します。
エコーモデルと同じ町内（板橋区蓮沼町）で５分ぐらいのところですの
でお店によった人でお時間があれば見に来てください。残念ながら入場
は会社関係者だけですが、列車は表通りからも良く見えます。
ご覧のように会社の前庭の築山に杭を打ち１０ｍｍ合板で路盤を作りました。結構大がかりな建設工事でしたが、なにせ測量機器メーカーなので位置出しはお手の物です。機関車はＧｅ４／４、貨車は車輪のみ購入して後は自作です。前から２両目の貨車に乗っているのがＧＰＳ受信機で７００万円以上します。地上局のＧＰＳ受信機と座標の補正情報を無線でやりとりして３両目の貨車に乗っているアンテナの位置をリアルタイムに数センチ精度で計算します。その座標値を会場まで無線で送信してモニター上に表示するというお遊びであります。ですから、列車には２系統の無線モデムが搭載されています。
会社の仕事で鉄道模型ができるとは思っても見ませんでしたが、建設途上ではエコーモデル阿部さんには何度か声をかけられ（役員室から丸見え）、当日は見学もしていただきました。機関車選択や線路関係購入・敷設ノウハウはすべてモデルバーン本店の木村社長に逐次お伺いしました。
さて、この鉄道のその後ですが、フェア終了の翌日わずか１時間で跡形もなく撤去されました。路盤などは即廃棄となりましたが、線路、機関車は私がタダで引き取りました。写真は大きな機関車を前にはしゃぐ甥っ子隼人です。